2015.07.02
Windows10 IoTをRaspberry Pi 2 上で起動させてみた
OS X とWindows 8.1 on VMware 併用派の臼井です。
ハンズラボIoT部活動の番外編として、Windows 10 IoT Core をRaspberry Pi 2で起動させてみました。
公式による詳細なインストラクションは以下にあります。
https://ms-iot.github.io/content/GetStarted.htm
ほぼこのままで起動までいけます。簡単でしょう?
しかし、上記に記述の無いはまりどころがありました。
- Windows10 IoT をインストールするには、Windows環境が必要。
- flash.ffu をSDカードに書き込むツールがWindows上でないと動かない。
- イメージ書き込みくらいdd でさくっと出来て欲しい。
- Macで動作しているVMware上のWindowsからだと、最近のMacのSDカードスロットを認識するのは一筋縄ではいかないorできない?
- 色々がんばる必要がある。
なので、他の人のWindows PC を借りて、SDカードへのイメージ書き込みを行いました。
そして、無事起動しました。
チュートリアル中のLチカのサンプルアプリ。10ms までインターバル短く出来て画面のLEDも点滅して危険w
デバイス情報画面。
以下感想です。
- Windowsと言っているが、思っていたよりプレーンな感じ。
- 素の状態では、Lチカサンプル付きのGet Startedな画面しか無い。
- 詳しくは https://dev.windows.com/ja-jp/iot へ!という感じ。
- Windows10 + Visual Stuidio 2015 でのリモート開発じゃないと出来ないらしいので、Raspbian とかならさくっと出来るLチカすらちょっとだけ準備の敷居が高い。
- Lチカくらいワンライナーでecho 使って出来て欲しいなーみたいなのはある。
- あるいはこれ自身にシェルとエディタくらい乗っていて欲しい。
なので、めっちゃ新しめのVisual Stuidio 使いこなしてる、リモートデバッグとかもガンガンやってる、みたいな人だと、そんなに敷居が高くないと思いますが、
逆に非Windowsな人には、これでしかできないことをやろうとしてなければ、
今のところ使わなくてよさそう、という気がします。
逆に言うと、Windows ネイティブ開発バリバリ現役の人が今からIoTに手を出す場合、選択肢としてはよいかも知れません。
あと、HoloLens 開発を見越して、今のうちにWindows IoT に慣れ親しみたい方にはオススメというか、むしろ今すぐ環境を作った方がいいのでは、というか。
しばらくは何ができるかなーと色々模索してみます。