AWS SAPブログリレー #2(POS中川)
POSチームでエンジニアリーダーを務めています中川稜介です。
今年の3月にAWS Certified Solutions Architect – Professional(以後SAP)を取得しました。このとき受験言語に英語を選択しました。なぜ私が英語で受験したのか、英語で受験するときに立ちはだかる壁、私の勉強方法を紹介します。
なぜ英語で受験したのか
大学・大学院で英語の文献を読んできたのでイケるでしょ!という軽い気持ちで英語を選択しました。
AWSのドキュメントには日本語対応されていないものがあったり、最新のニュースは英語で発表されます。こういった文献を英語で読むことに慣れておきたいと考えたからです。
英語で受験するときに立ちはだかる壁
SAPの試験では試験時間180分間に75問を解く必要があります。見直しの時間は無しとした場合、1問にかけられる時間は2.4分です。SAPの試験問題は文章が長く、問題の意味を理解するのに時間がかかるのが特徴です。
なのでSAPに英語で挑む際は、素早く正確な英文読解力が求められます。また、日本語なら解けていたはずの問題が、英単語の意味がわからないために正答にたどり着けない可能性もあります。
私の勉強方法
AWSの学習は日本語の書籍で勉強しました。AWSを英語で学ぶ道も選択肢になかったわけではないのですが、私の英語力では効率が悪かったので以下の日本語の参考書を活用しました。
リックテレコム 書籍情報
ある程度知識がついてからは英語の問題集を解きました。私はWhizlabのSAP対策講座を利用しました。この講座にはLabも付いてくるので、今まで触れたことのないサービスはLabで実際に作業して学びました。問題集を解くときは問題文に意味を知らない単語が登場したらその都度覚えるようにしました。
AWS Certified Solutions Architect Professional – Whizlabs
突然ですが、ここからは英語で受験するなら押さえておきたいボキャブラリーを紹介します。
The 5 Pillars of the AWS Well-Architected Framework(Well-Architected フレームワークの 5 本の柱)
- Operational Excellence(運用上の優秀性)
- Security(セキュリティ)
- Reliability(信頼性)
- Performance Efficiency(パフォーマンス効率)
- Cost Optimization(コスト最適化)
The 5 Pillars of the AWS Well-Architected Framework | AWS Partner Network (APN) Blog
Consolidated billing(一括請求)
Consolidated billing for AWS Organizations – AWS Billing and Cost Management
AWSの各サービスの正式名称も確認しておくといいでしょう。私はSTSとSSMがなかなか覚えられなかったです。特にSSMには歴史ありなのでぜひ調べてみてください。
What is AWS Systems Manager? – AWS Systems Manager
bastion host(踏み台サーバー)
How to Record SSH Sessions Established Through a Bastion Host | AWS Security Blog
DDoS, IDS/IPSなどの略称で用いられることの多い用語の正式名称もおさえておきたいです。
- Distributed Denial of Service(分散型サービス妨害攻撃)
- Intrusion Detection System(侵入検知システム)
- Intrusion Prevention System(侵入防止システム)
おわりに
試験結果がこちらです。