ハンズラボ株式会社を設立しました!
ハンズラボは、エンタープライズIT業界で「今までの常識を打ち破る手法」で、「本当に喜ばれる仕事」をするために設立しました。
(エンタープライズIT業界とは、SI業界とも呼ばれる企業の情報システム構築を担う業界です)
一体何故、ハンズがシステムの会社を?と驚かれる方も多いと思いますが、私からしてみれば結構自然な流れで、実は数年前から社内エンジニアを育成・増員してきました。
私が東急ハンズに転職し、情報システムの責任者になって以来、ハンズ従業員は自らシステム開発を実施し、手法に改善を重ね、圧倒的開発生産性を実現してきました。そして、「ハンズ以外でもニーズがあるはずだ!」と思い立ち、数年前から計画的にエンジニアを増員してきたのです。
何故、ニーズがあると考えたのか?
私は1994年に社会に出て以来、主に小売業界周辺で数々のSIプロジェクトに携わり、さらにオラクルリテール(当時は、リテックという小売業向けERP)の営業本部長を経験しました。
そんな中2000年前半あたりから、システム導入という仕事に対して私はある種の「モヤモヤ」を抱き始めました。その「モヤモヤ」とは・・・
一言でいうと、システム導入プロジェクトの多くは、「パッケージシステムをユーザ企業に(半ば無理やり)押しこむ仕事」になっているということです。
最初から金額が決まっているプロジェクトでは「要件を追加するユーザと要件を削ろうとするシステム屋の対立」が発生し、最初から金額が決まっていないプロジェクトでは「要件を追加するとユーザ企業の予算がオーバーし、結局やりたいことができない事態」が発生します。
つまり、大金を投入して同じ目標にを向かうべきユーザ企業とIT企業は、一度プロジェクトが開始すると利益相反を避けられず、真のパートナーとしての関係が崩壊してしまうのです。
そんな不満足な基幹システムに、導入期間が1年以上も費やされるのも問題です。
結局ユーザ企業側の経営陣は「金がかかる割に、効果がないなー」と感じ、プロジェクト現場では、SI企業が顧客に満足されない仕事をし続け、双方とも疲弊・・という悪循環。
当時私は、そんな状況を「仕方のない」ことだと思っていました。そういうもんなんだと思っていました。だって、当時は、アクセンチュア、IBM、NEC、富士通などなど、名だたるSI業界の方と話しても同様だったからです。
ユーザ企業、現場、SI企業の三方良しの仕事ができる仕組みを構築しよう
そして今、私はシステム業界の「モヤモヤ」を解決する手法をみつけ、その手法に自信を持っています。
例えば、できれば洋服もオーダーメイドの方が良いと思いませんか?でも、オーダーメイドというと普通はより高額であると考えますよね。ここで、オーダーメイドの洋服が既製品の洋服と同じ価格であったら・・・もちろんオーダーメイドを選びますよね!
ではどうやってオーダーメイドのシステムを安く導入できるのか? そこには私たち独自の秘訣がたくさんあります。そうでなければ、長年やってきた大手SI企業に勝てるソリューションを提供できるわけがありません。秘訣があるのです!
秘訣といっても隠そうとしているわけではなく、書き出すとすごく長くなってしまうので、それはまた別の機会に。
「お客様に喜ばれるオーダーメイドの仕組みを誰よりも早く、安く提供する」
これができる自信・体制が整ったので、会社を設立しました。
皆様、よろしくお願いします!
ハンズラボ株式会社 代表取締役社長 長谷川秀樹