合同イベント「技術選定の裏側をのぞかNight」開催レポート!
5月16日(水)にバルテス株式会社さんとの合同イベント「技術選定の裏側をのぞかNight」を開催しました! 両社のエンジニアがテーマに沿ってノウハウ、裏話、失敗談をお話し、お酒と軽食を入れての質疑応答もあるディープなイベントで、今回で3回目になります。
半蔵門のバルテスさんオフィスは、まるでバーのようなオシャレ空間!!
お酒も充実しています。素敵。
今回の登壇エンジニアは、バルテスからは中村さん、加藤さん。ハンズラボからは駒場(iOS)と、田村(Webアプリ)が参加しました。
第一部は参加者の皆さんへの自社紹介タイム。それぞれどんな事業を行っているか、何を開発しているかなどをお話します。
プライム案件が9割を占める品質管理のプロ、バルテスさんと、リテール向けの業務システム、webアプリの開発中心のハンズラボ。技術選定にはそれぞれ違った苦労がありそうな予感。
第二部は飲食解禁! ビール片手で和やかにパネルトークが進みます。
最初のアイスブレイクでは最近使っている開発ツールやプロジェクト管理ツールを簡単に紹介。その後本題の技術選定の話に移ります。
iPad をつかったPOSレジ「HandsPOS」を担当している駒場からは、開発における技術選定の方法を紹介しました。一番大事なのは使ってみたいというモチベーション!
とはいえ、チーム全体に影響しそうな選択は学習コストなどを考え、割に合わない場合はやめているので保守的になりがちです。その代わり、マイクロサービス的に切り出された部分では各自が使いたいものを使い、メンバーのモチベーションに繋げている、という話をさせていただきました。
バルテスの中村さんからは、テスト側の視点での技術選定のポイントが挙がりました。サービスとして提供する以上は安定性を重視しているが、Web系のサービスはバージョンアップで変化することが多いので、メンテナンスコストが結構かかるという悩みも。加藤さんからは、組み込み系ではお客様から実績や根拠を求められるので、自分が使いたいものを選ぶ、というわけにはいかないという話がありました。
やがて話は移り、技術選定の失敗談へ。
ミーハーな感覚で選ぶと炎上することもあるので気をつけたい、という自戒話や、製品の選定までは悪くなかったのに、検収前に担当がやめてしまった、導入したものの開発できる人がおらずそのまま放置状態になってしまった、などのリアルなエピソードも。
一方、採用の観点からはモダンにしていかないと技術者が来ない、という問題も……。
また、開発側からすれば楽なバッチ処理も、一度失敗すると処理待ちで半日かかるなどテスト側がつらくなることもある、というバルテスさんならではのお話も。
そうした話を受けて、その後の質疑応答では「導入するにあたって気をつけていることは?」という質問が参加者の方からありました。
「新卒でも分かるくらいのしっかりしたマニュアルを作ります。バージョンアップで使えなくなるツールもあるのでその注意書きや、合わせたバージョンをサーバにおいておくなどしています」(バルテス加藤さん)
「実際に触ってもらう機会を作っちゃうのが早いです。導入が決まって公式のドキュメントを読み込んでくれる人もいるけど、実際触ると「この程度か」と簡単に感じる場合もあるので、ハンズオンの機会を積極的に使っていくといいですよ」(ハンズラボ田村)
終了後のアンケートでは、
「技術選定時の1つ1つの意図について丁寧に説明が聞けてよかった。次回はもっと深い話も聞きたい」「就活中なので失敗談含め、現場がイメージできる話を聞けてありがたい」
などの感想をいただきました!
皆さん同じことで悩んだり苦労しているのがわかってよかった、という意見が多く、主催者側の我々も嬉しいです。
バルテスさんとの合同イベントは今後も開催予定です。詳細が決まり次第WantedlyやTwitter、Facebookでお知らせしますので、次回もご期待ください!