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米国EC・小売HOT NEWS【14】Amazon Spark体験レポート

米国EC・小売HOT NEWS【14】Amazon Spark体験レポート

皆さんこんにちは、ライターの公文紫都です。
米Amazonが気になる新サービスをスタートさせたとのことで、早速試してみました。
今回ご紹介するのは、Amazon SparkというInstagramのような画像SNSです。
同サービスは、Prime会員向けに提供が始まったもので、会員は自分が過去に購入した商品の画像を投稿したり、また他人の投稿をチェックして、気になる商品があればコメントやリアクションを送ることも、画像の中で紹介されている対象商品をその場で購入することもできます。先行してiOS版アプリの提供が開始されました。

興味のあるカテゴリを登録

では早速見ていきましょう。
スマホアプリを開くと、メニューのなかに新しくSparkが追加されたことが分かります。


初めてSparkを使うときには、自分の興味があるカテゴリを5つ以上選択することが求められます。

私は、「Style&Fashion」「Food」「Internet of Things」「Pet Care」「Babies」など15個ほど登録してみました。
それが終わると、プロフィールの登録です。一般ユーザーは本名を使うことを禁止されているようです。

私は飼い猫の名前と写真にしてみました。

どれが購入対象かがひと目で分かる

タイムライン形式にずらっと画像が並んでいるので、気になる商品があれば画像右下のショッピングバッグをタップします。

ショッピングバッグの中にある数字は、その画像のなかに何個購入対象の商品があるかを表しています。
上の画像の場合は、「9」なので、画像のなかに9個対象商品がある、ということになります。
ショッピングバッグをタップすると、対象商品の上に、黄色の丸が表示されます。

ひときわ大きくなっている丸は、その下に表示されている商品名などとリンクしており、気になるものがあれば購入ページへ進んでその場で買い物できます。
また特に買い物しなくても、「Smile」ボタン(Like! ボタンのようなもの)を押したりコメントを送ったりすることもできます。
自分が投稿した商品にSmileがついた場合にはお知らせが来ますが、特に自分がSmileしたものは履歴には残らないようです。
(あとから購入を検討できるように、Smileした商品がマイページから確認できれば、より便利になる気がします。)

過去に買ったものを投稿できる

続いて、投稿する方法をご紹介します。
方法は大きく3パターンあります。
・手持ちの画像を投稿する
・商品リンクから投稿する
・投票形式で投稿する
手持ちの画像を投稿する場合
過去にAmazonで購入した商品を使っている、または含まれている画像をカメラロールから探してきます。

「Tap to tag products」を押すと、過去に自分がAmazonで購入した商品リストが出てくるので、対象商品を選び、画像のなかの対象と紐付けます。私は娘が座っている椅子を対象商品にしたかったので、それを選びました。

あとはタグ付けできるものがあればタグ付けし、おしまい。これでタイムラインに表示されます。

商品リンクから投稿する場合
過去に購入した商品が一覧表示されるので、その中から紹介したいものを選択すればすぐに投稿できます。

投票形式で投稿する場合
商品を2つ並べて、他のユーザーに投票してもらう、という使い方もあります。これは私の投稿ではありませんが、たしかにこういう使い方は盛り上がるかも!? と思いました。

 

画像から商品を探せる

画像から商品を探せる、というアプローチはこれまでのAmazonとは少し違った体験になるので、面白いかなとは思います。

現在、一番上のTrendingにいる人たちは「Sponsored」とついていることが多く、どの画像も美しいです。
下の写真の方は、Instagramで30万人超のフォロワーを抱えるフォトグラファーのようです。なるほど、どうりで写真がキレイ。
ちなみにこれは何を売っているのかというと……

ドローン。なるほど、こういう使い方もあるんですね。
今のところ、紹介したものを他のユーザーが購入しても何らかの報酬はなく、また他のSNSのように既存の友人とつながることはできないようです。
これから、自分が積極的に投稿する側に回るかは分かりませんが、写真の中から、買いたい! と思うものは見つかるかもしれないので、ちょこちょこ見ていきたいと思います。

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