越境ECなるもの?「TechLION vol.24〜EC・決済最新動向に迫る〜」に参加しました
こんにちは、青木です。
本記事は、ハンズラボブログ Fintechって?「TechLION vol.24〜EC・決済最新動向に迫る〜」に参加しました の続きです。
「TechLION vol.24〜EC・決済最新動向に迫る〜」3つめのセッションは、アクトツーの加藤さん。
スライドはこんな感じだったのですが…↓
Macアップデートしたら今まで使ってたフォントが消えてしまい、フォントがかわいくなってしまったそうで…なんともチャーミングな加藤さんです。確かによく見ると、なんとなく秋葉原でよく見るフォントです。
“越境EC”とは?
加藤さんの講演テーマは「越境EC」。ハンズラボエンジニアアブログでも、エンジニア井上が越境ECについてブログを書いております。
登壇タイトルは「WorldwideなソフトウェアECついて」。まずは現状と、最近の動向から見ていきます。
各プラットフォームがダウンロードサイトを用意している状況。コンシューマーは直接ダウンロードする形となっています。コンサル要素が強くなったポジションでディベロッパーとユーザーの間に存在しています。
問題点は、「売りたいのに目立たない」!
ただ、上記のような「メジャーなプラットフォームに頼ると成果が出ないことがある」と加藤さん。自社が出しているサイトが上位にくるし、マーケティングにもならない…と嘆く担当者もいるそう。ここで、自社のプラットフォームを持つべき、という流れが発生してきます。
自社サイトをつくるときの注意点
「ECの仕組みをつくるだけではダメ」という加藤さん。
例として、DigitalRiverという会社の事例をお話しされました。歴史は古く、リーズナブルな価格体系になってきている為、イニシャルコストを非常に安くできる。サブスクリプション対応もしているそう。
越境PCのポイント
- メジャーな通貨はほとんど対応している
- 国によったtaxの計算をやってくれる
- アプリ内課金
このあたりがポイントになってくるそう。
前述のDigitalRiverは世界で一番老舗で、北米ではかなり使われているとのこと。こういったサービスを使うことで、つくるほうに専念できるし、売る場は提供してもらえるので「十分メリットがある」と加藤さん。
ECの仕組みをつくるだけでうまくいくわけではない
自社サイトにECの仕組みをつくるだけで成功!な訳ではありません。結局誰かがPRをやらねばならず、テクニカルなサポートが必要になります。
ポイントとして、「最初っからワールドワイドに対応するということを頭にいれて設計する」と加藤さん。例えば外国語ネイティブの方を採用する…というのも一つです。
メジャーなプラットフォームも使うメリットはあり、マイナス面もあります。できれば自社でダウンロード販売できる仕組みをつくること。でも、「最後はユーザーに訴求するコンテンツをどこまでつくりこめるかにかかっている」という言葉でセッションは締めくくられました。
フリートーク
最後のセッションは、登壇者全員を招いてのフリートーク。司会の法林さん、馮さんが引き続きモデレータです。そこで出た意見をざざっとまとめております。
ECサイトどこまで自前でやる?
- 安いところで買う、というのは変わってきているかも
- うまく使い分けているところが多い?
- どこまで自前でやるのか?業界スタンダードを知る分には大手モールを経験しておくのがいいかも 攻撃もされると思うが…
- 自社サイトをセキュリティ対策するの大変では?
- ログにクレジット番号出ちゃってた ECから流出
- 自社に保存していなくても、とりあえずログに…となり起こってしまった。エンジニア的に。
- 自前で決済持たないようにしている。
- 何か(流出)やってしまった→PCISSの資格をとる、という流れ
- 決済システム疲れ・・・サブスクリプション。継続課金のためにcron回して毎月とっていかないといけない。このへんを自社でやると責任重い
- お客さんにcron回させたら負け!
- サブスクリプション ユーザーが慣れてきちゃってる。使いたいときだけ使ってやめればいいや的な。
- サービスEC。ものが継続で毎月送られてくるとかそういうのが多い
- ユーザーの経験値も見ていかないと難しいかも。
ビットコイン、日本ではやる?
- もうちょっと時間かかるのでは?新しいものにとっつきづらい文化があるからかも。
- Facebookがビットコインみたいなものをやるかも
- 国を超える通貨。いかに安全性を担保するか 悪いイメージを払拭するか。
- ある種のDRM
- 例えば、電子書籍は友達に渡せない…ブロックチェーンを使って渡せるならよい。ここで流通ができるのでは?
- デジタルデータが自由を獲得する手段、それが越境コインか。
「決済システムの選び方」については席を外していた為メモが取れず…申し訳ありません!
越境ECのこれから
- ブロックチェーンを学ぶにはどうしたらいいか→自分で取引所をつくるw
- 二の足を踏む会社と、進んでいく会社と分かれると思う
- 何が起こるかわからないから躊躇する…
- 不正対策が問われる
- 今まで海外から買う、という意識だったが、これからは”出してお金をもらう”(例:BUYMA)それが越境EC。
ECが拡大するには
- 買うしかない!!!!
- 安全性が保たれるかどうかが重要
- ほけんの窓口などのモデルがある
- 「dマガジン」はやっている。よいサービス?があれば発展する。
- メルカリなど物販の領域に入っている
ラストは抽選会
なんと私、「はじめてUNIXで仕事をする人が読む本」が当たりました!ありがとうございます!
次回TechLIONは5周年!4/13(水)開催です。下記TechLIONサイトで詳細をチェックしてください。
今日でTechLION旗揚げ5周年!そしてvol.25の演題はこれだ!
ちょうどこのブログをUPした今日3月31日が5周年だったのですね。おめでとうございます!
これからもハンズラボは勉強会へ出かけます(^^)