ラボ information

2022.12.12

バックオフィス担当がリモートワーク導入からの2年半を振り返る話

バックオフィス担当がリモートワーク導入からの2年半を振り返る話

この記事は ハンズラボ AdventCalendar2022 12日目の記事です。

こんにちは、バックオフィス担当です。

早いものでハンズラボがリモートワークに移行して2年半が経ちました。

現在、エンジニアはほぼフルリモート、バックオフィス担当も週の半分程度は在宅で勤務できています。出勤頻度の低下を受けて居住地可能エリアを拡大し、東京を離れて暮らすエンジニアも出てきました。

秩父に移住したエンジニアのブログ記事はこちら

で、実際どういった形でリモートワークをしているかといいますと。

勤務開始したら”oVice(オヴィス)”のバーチャルオフィスに「出社」し、Slackで業務連絡しつつ各自でタスクをこなす…という感じです。打ち合わせは簡単なものならそのままoViceで、社外との商談や録画が必要なものはGoogle MeetやZoomを使います。

oViceのバーチャルオフィスは平面のマップで、ユーザーはアイコンで表示されます。近くにいる人(アイコン)の声が聞こえ、距離が近ければ声は大きく、離れれば小さくなります。比較的現実のオフィスに近い感覚でコミュニケーションが取れる点が特長で、ハンズラボでは21年の2月に導入しました。


ちなみにこの記事のアイキャッチ画像が現在のハンズラボのバーチャルオフィスです。カジュアルなオフィスから始まり、社内コンテストで選ばれたRPGの宿屋、パン薫る図書館を経て、ついに室内という概念を超越したバーチャル空間になりました。なかなか楽しいです。

リモートワーク移行が20年3月でしたので、1年と少し経ってからバーチャルオフィスを導入したことになります。今回の記事では、問題なくリモートワークできていた中、なぜあえてバーチャルオフィスを導入したのか?をここ2年半を振り返りつつ紹介します。

リモートワーク移行の春

新型コロナウイルス感染症が流行し始めた20年の冬、ハンズ・ハンズラボでは早期から感染症対策が取られてきました。時差出勤に始まり、早いチームは2月から、全社では3月からリモートワーク推奨になり、3月末には原則リモートワークに移行しています。

エンジニアのリモートワーク移行は比較的スムーズでした。

原因としては、

  • 週に一度はリフレッシュのためコワーキングスペース等で勤務してよい、という制度があり、ある程度社外で勤務するノウハウがあった
  • エンジニアの比率が高く、自宅のネットワーク環境が整っているメンバーが多かった
  • Slackを導入して長く、文字でのコミュニケーションに慣れていた

などが考えられます。

とはいえ、お子さんのいるメンバーも多かったので、緊急事態宣言での休園・休校期間は家での勤務も大変だったと思います…。休園・休校の影響でリモートワーク勤務が難しい場合は、特別有給休暇を付与してお休みできるようにして対応しました。

そんなこんなでしばらくは順調にリモートワークが続きました。

気心の知れたメンバー同士、ある程度内容が固まった開発案件であれば特に問題はないのです。

しかし。

入社即リモートワーク! のメンバーは大丈夫かな…の秋

事業拡大に伴い、新たなメンバーが増えてきます。

入社してすぐフルリモート、チームメンバーとはオンラインミーティングもあるけれど、チーム外とは交流がない、という環境はしんどくないかな、という話になり、既存メンバーも含めてアンケートを行いました。

その結果、日常業務では困りごとはないものの、

  • ちょっとした質問がしづらい
  • 他チームの仕事・業務が知りたい
  • 業務と離れたゆるいつながりがほしい

などの意見が出てきました。

そこで全社アイデアソンで「チームのつながりを超えたつながりをつくれるよう、社内コミュニケーションをアップデートできるアイデア」を募ったところ、以下のアイデアが出てきました。

  • 社長賞:バーチャルオフィス活用
  • COO賞:プレミアムフライデーは集まって遊ぶ制度を作ろう

季節はめぐり、バーチャルオフィス稼働の冬

ツールの選定を経てoViceを2月に試験導入、一ヶ月後に実施したアンケートの結果を受けて継続導入となりました。チーム外のメンバーとコミュニケーションが取りやすくなった、他メンバーの状況が視覚化され、話しかけていい状況かわかりやすくなったなど、全体の7割が業務しやすくなったと回答しており、当初の課題が解決されています。

とはいえ手放しで好評だったわけではなく、ツールが増えたことによるPCの負荷や、元々コミュニケーションに問題はなかった、常時繋がっているのはしんどい、という意見もありました。このあたりは今もある意見だと思いますが、入社後1年以内のメンバーが3割近くを占める状況から、今後も「話しかけやすさ」重視でいくつもりです。

そしてCOO賞の「プレミアムフライデーは集まって遊ぶ制度を作ろう」も同時期に制度化され、現在も続いています。前回11月はスプラトゥーン3で盛り上がり、今年最後の回は年末年始休暇を避けて23日にビンゴ大会(豪華景品あり)を予定しています。

こちらは任意参加なので、プライベートと仕事は分けたい派の方も安心、なはず……。

そして三度目の冬(現在)まで

アンケート結果は好評だったものの、バーチャルオフィスという「場」だけでコミュニケーションが活性化し続けるかというとそうでもないです。オフィスでも顔は知っているけど話したことはない、という相手は結構いたはず。

そこで会話のきっかけづくりとして、前述のプレミアムフライデーイベントの他、任意参加のオンラインイベントをバヅクリさんに依頼して不定期開催しています。他にもチームごとに短時間のお茶会を開くなど、それぞれで工夫しているようです。

いかがでしたか?

バックオフィス担当的には嵐のような2年半でしたが、エンジニアが働きやすい環境になっていれば担当チーム一同嬉しいです。 そしてハンズラボはまだまだメンバー募集中ですので、興味がある方はHPの採用ページからご応募くださいね。お待ちしております!

一覧に戻る