300店舗以上のテナントが利用する、ミッションクリティカルなポイントシステムを、AWSを活用し構築

ハンズラボではAWSを活用しつつ、小売業向けの業務システム開発を行っております。
今回は東急不動産様、東急不動産SCマネジメント様での導入事例をご紹介いたします。

 企業紹介

東急不動産株式会社
良質なマンション・戸建から、オフィス、商業施設、会員制リゾートホテルや、ノンアセットビジネスへの取組みなど、「総合ディベロッパー」として、お客様の美しい生活環境をご提供しています。同時に、関連会社とのグループネットワークを活用し、広く「生活総合サービス」のプロデューサーとして、多様化するお客様のニーズにお応えし続けています。
http://www.tokyu-land.co.jp/
東急不動産SCマネジメント株式会社
個性的で活気溢れる魅力的な商業施設・空間を創造し、地域の発展と社会貢献に尽力することを目指し、商業施設の運営管理・企画・コンサルティング事業を展開します。
http://www.tokyuland-scm.co.jp/

＜課題＞

多くのテナントを抱えるショッピングセンターのポイントシステムには、高い可用性が必要不可欠。加えて、メンテナンス時の運用負担の低減と、出店を続けていく中で、ポイント導入施設が増えても滞りなく業務を遂行できるスケーラビリティが求められた。

 ＜課題解決のポイント＞

・高い可用性・スケーラビリティ
メインDBとしてS3を採用。保存容量を気にする必要がなく、安全な環境を低コストで構築した。
・運用負担の低減
イミュータブルインフラストラクチャーの考え方を導入し、毎日新しい環境をデプロイするようにした。これにより定期メンテナンスが回避できるなど、運用の省力化を実現。AutoScalingと組み合わせ、スケーラブルで高可用性なシステムを構築した。
また、前記構成のために前日環境と新環境が並存する時間を設けたことで、起動処理時に処理エラーが発生した場合にも前日環境で滞りない店舗オペレーションが可能となった。
重要なデータはS3へ移す設計のため、EBSの利用が減りコスト減につながった。

＜システム構成図＞