土曜日、小雨の降る大阪。
大阪駅直結のグランフロント大阪内にある大阪イノベーションハブ(大阪市)にてInnovation EGG 第４回 『各クラウドの現状とこれから』が開催されました。
「Innovation EGG(Facebookページ)」は未経験者•初心者が会場で聞いて気に入ったITコミュニティに参加する為の導線となる「コミュニティハブ」。コミュニティそのものではなく「ハブ」であるところがミソ。私は以前参加したことがあるのですが、普段自分が行っていないコミュニティの方と一度に会えますし、初めましての参加者が多くなるので、お互い初めてだと気まずくない(気まずくなる理由も特にはないのですが…)というメリットもあります。そういったところも「初心者向け」なのかなと思っています。今回はLTと運営サポートで参加しました。
実行委員長の比企さんのオープニングから始まり、7つものコミュニティが登場、個人登壇する方もおりまさに百花繚乱。
•InnovationEGG実行委員長　比企さんのオープニング

2スライド目の華麗な経歴を読み飛ばしつつスライドをたどると、運営メンバーが紹介される思いやりっぷり。コミュニティに対しての熱い思いが伝わってきます。
本編がスタート。
•JAWS-UG(アマゾン ウェブ サービス（AWS）のユーザーグループ)の森さん

AWS Summit TokyoでLT登壇もされているLTマスターでもある森さん。AWSの概要説明と、大人事情を含んだデモ。そして東京リージョン上陸が決まったAWS Lambdaについても紹介。

•個人枠で参加の三原さん(ロックオン)から、AWSのCDNサービス「CloudFrontを使った瞬間高アクセスのさばき方」

 
自社のIPOの為にCroudFrontを導入したという事例を解説。「CloudFrontはスモールスタートなInnovation事業をできる有益なツール」と断言。内容は好評で、参加者から質問も多く出ていました。

•Umekita Force(関西のSalesforce開発者コミュニティ)から白石さんと山田さん。ペアで登場し、しかも「僕たちはゆるく発表します」と言いだした為に漫才っぽい雰囲気に。会場も和みます。

Salesforceの技術者が少ない現状を憂いつつも、前向きに活動するUmekitaForce。ハンズラボにドラスポンサーをして欲しいとのことでしたので、後日発送させていただきますっ!!!!(ノ・ω・)ノ◯
 
•Japan Azure User Group (JAZUG MicrosoftAzureのユーザーグループ)より亀渕さん。
登壇経験豊富な亀渕さんはさすがの風格です。

ざくっと、とタイトルについていますがAzureについて丁寧な説明。「みんな大好きMinecraft」と表現したMinecraft Server by Microsoftや、Azure Stack (そのままのアーキテクチャでオンプレでも動くようになる)についても紹介いただきました。
 
•kintone Café(kintone サイボウズのビジネスアプリ作成プラットフォームのユーザーグループ)からは、「圧力団体」の長、金春さん。（圧力発言についてはこちらの記事(ASCII.jpさん)をご参照ください）

kintoneのコミュニティ「kintone Café」の立ち上げを実施した金春さん。リアルにハイスピードでアプリ構築するお家芸デモを披露。みなさん「kintone」は最初の文字「k」も小文字なので、覚えてくださいね。（大文字とよく間違えられるんだとか）
 
•JSLUG(SoftLayer ユーザーグループ)からは常田さん

軽妙なトークで語る常田さん。SoftLayer上のベアメタルサーバにSaaS環境(IBM Bluemix)を構築してサービスを展開しているIBMは、SoftLayerのビッグユーザー。ユーザーグループの参加者、運営、積極募集中とのこと。東京の女子会、私も参加させていただきました！
•TwilioJP-UG(クラウド電話。Twilioのユーザーグループ)から新原さん

先日ユーザーグループがついに立ち上がり、盛り上がりを見せるTwillio。電話、SMSなどコミュニケーションに特化したサービスであるTwillioは、こちらの本編でもLT（宋さん登壇）でもデモ実施。LTは抽選で当たった一部の人にしか電話がかかってこないというデモであった為、白熱しました！
 
•GCPUG(Google Cloud Platform ユーザーグループ)より吉積さん

東急ハンズへのGoogleApps導入事例もお話いただきました！ありがとうございます。

AWSとのサービス群や料金の比較などをご説明いただきました。「Gmail使ってればGCP使っているも同然！」と会場の心を掴むトークはさすがでした。AWSの場合、1時間単位の課金ですが、GCEは10分単位、などなど、調べないとなかなかわからない違いをわかりやすく解説！

•個人枠で参加の玉川さんからは「Google BigQueryに見るマネージドな未来」

広がりを見せるマネージドサービス。ただし、「マネージドということは、（少し）融通が利かないということでもあります」という言葉には重みが。「使い所の見極めが大事」と締めくくったプレゼンで本編は終了しました。

そして、ビアバッシュ形式で懇親会スタート。懇親会中にLT大会が開催されました。なんとソニ子が司会（注：エンジニアです）。

撮影大会になりかけたLT大会での資料はこちら。私も登壇させていただきました。
AWSが誰でも使える理由
AWS自主トレを手軽にやる
Email Delivery from Cloud
さくら、部活始めるってよ ～鹿児島(さくら島)からの手紙～
かなりニッチなパブリッククラウド〜vCloudAirってもんがあるんだよ〜
AWSはぶっちゃけ安いのか？
マーケター1年生のひとりごと＠大阪　（ハンズラボ青木）
また、ハンズラボからは、スマホスタンド・手提げ袋・ドラ、そしてドラ娘（私…）をスポンサードいたしました！
会場にはPeeperくんもいて大はしゃぎ！…をしすぎて懇親会で酔っ払ってしまったことは内緒です。

大阪で感じた、コミュニティの盛り上がり。私も大阪で以前お仕事をしていましたが、中には「勉強会の開催が少ない…」という声も。そんなとき、実際に運営している人に近づいてみると、何か見えてくるかもしれません。参加者として、講師として、運営メンバーとして、スポンサーとして、例えば他の人に取り組みを紹介する人として…。いろんな立場の人がそれぞれの思いを抱いてこの場に集まっていることを実感する。InnovationEGGはそんな場であり、場だけで終わらせないパワーがそこにありました。
ハッシュタグ #IEGG　togetterはこちら
多くの人の協力やご厚意で、この日も楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございます！
これからもコミュニティに、勉強会に、イベントに、ハンズラボがまいります！
(ノ・ω・)ノ◯ボワァーン